書籍介紹
1871年12月、当時の琉球王国(現:沖縄県)の船が遭難し、台湾南部東海岸に漂着。乗組員66名のうち54名が現地の先住民に殺害された。この出来事を発端に、1874年4月、日本政府が台湾へ出兵し12月に撤兵するまでの経緯は「台湾事件」と呼ばれている。この事件をきっかけに一般の日本人にも台湾の存在が知られるようになった。
当時形成された台湾観は、その時ようやく発達しはじめた新聞の言説に多く依拠していた。海外の新聞記事の翻訳、日本最初の従軍記者岸田吟香の活躍などは、日本人の台湾観の形成に多大な影響を及ぼした。本書は、各新聞メディアの言説を実証的に論じ、台湾事件当時に形成された日本人の台湾観を丁寧に検証したもので、筆者の博士論文の一部である。
分類
其他詳細資訊
- 適用對象:成人(學術性)
- 關鍵詞:1874臺灣事件,臺灣形象,明治日本時期,新聞媒體
- 附件:無附件
- 頁/張/片數:268
授權資訊
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姓名:李協芳
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